<サル>ナベ、地位捨て恋に走る 新たな群れで奮闘中 大分(毎日新聞)

 恋の季節がピークを迎えた大分市の高崎山自然動物園で、人気者の雄ザル・ナベ(推定27歳)が群れを移籍し、新天地で「恋人探し」に励んでいる。人間なら80歳程度という高齢。元の群れでは序列3位という地位をなげうっての恋の道に、同園は「高齢での移籍は近年例がないが、ナベが幸せなら……」と、繁殖期特有の赤い顔と尻を見守っている。

 ナベはプレーボーイらしく、餌を食べるとき小指を立てる仕草が有名。08年5月にロケがあった「釣りバカ日誌19」では銀幕にも登場した人気者だ。C群(696匹)で約10年間過ごしたが、ここ2年間はB群(526匹)に姿を見せる「二重生活」を送り、09年11月から完全にB群に移った。

 C群でのナベの序列は3位で、1位も視野に入る状況。餌の確保にも苦労しない立場だったが、B群では新参者なので「最も下っ端」扱いだ。

 案内担当の種村将さん(36)たちは、移動の理由を「求愛目的」とみる。群れで長く過ごすオスは、メスから敬遠される傾向があるため「『子孫を残したい』との本能が勝ったのでは」と種村さん。

 毛並みがくたびれつつあるナベだが、恋の行方は「新参者はモテるので、それなりに順調」(種村さん)という。自ら求愛したり、逆に求愛される姿も目撃された。種村さんは「ヒト社会なら『地位がもったいない』となるだろうが、あまり気にしていないでしょう」。恋の季節は3月まで続く。【小畑英介】

【関連ニュース】
大分・高崎山:ボスザルも政権交代 11年在位ゴルゴ失脚
掘り出しニュース:ニホンザル:高崎山も政権交代、15代目ボスにタイガー就任
キラキラ★スポット:2・7別大マラソンコース探訪/1 /大分
毎日新聞寄付講座:別大マラソンをテーマに講演−−芸短大 /大分
別府大分毎日マラソン:見学しよう 県、「ふれあい探検隊」募集 /大分

<消防用ホース>41万本を自主回収 芦森工業(毎日新聞)
JR五日市線で人身事故、1900人に影響(読売新聞)
参院予算委 長妻氏が新語提案、「イクメン」「カジメン」(毎日新聞)
「誰かに止めてほしかった」=返事なく、犯行実行−検察側冒頭陳述・秋葉原事件(時事通信)
中絶率 佐賀県が最高 08年度調査 熊本、福岡も高水準(西日本新聞)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。